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OpenCV 書籍調査(レビューのまとめ) [OpenCV]

詳解 OpenCV ―コンピュータビジョンライブラリを使った画像処理・認識

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著者 Gary Bradski著
出版社 オライリージャパン
発売日 2009/8/24
価格 4,830
レビュー

OpenCVの様々な構造体や関数を詳細に解説しているのでコーディングのリファレンスとして使えるのはもちろんですが、それだけならずコンピュータビジョンの最新の知見や応用に関しても述べているのでコンピュータビジョンの参考書としても読むことができます。

チュートリアルとしても、リファレンスとしても、使えます。価格が高く感じる方もいると思いますが、この情報量を考えると安いくらいだと思います。

OpenCVのウェブのリファレンスだけでは足りないという方にオススメです。

OpenCVを使用したソフトを作成していますが、辞書代わりに使用する頻度が高いです。関数によっては詳細な説明がなされています。サンプルコードつき。

細かい関数リファレンスというより、最初にOpenCVのライブラリ構成や基礎となっているアルゴリズムの解説に重点が置かれている本。一通り説明されているので、OpenCVで何ができるかを知るには非常に便利。
これから画像解析でOpenCVの世界に飛び込もうという方へ最初の1冊としてはよい。

OpenCVの参考書というよりも、画像処理の中級書といった方が正しいかもしれません。高度な内容まで網羅されているので、画像処理をやるなら、手元に一冊置いておいて絶対損はありませんよ!

慣れてきた人がより詳しく使いこなすために必要ならばおすすめ。

 

OpenCV プログラミングブック 第2版 OpenCV 1.1対応

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著者 奈良先端科学技術大学院大学
出版社 毎日コミュニケーションズ
発売日 2007/9/22
価格 -
レビュー

ここに載っているサンプルプログラムは、ほぼ各行にコメントが追加されていてまた、別枠で関数ごとの引数の説明とサンプルが書いてますから、「この部分を2台のカメラにしたいな」と思ったら直感的に変更する事が出来ました。と言うか、私が出来るのは、まだこの程度なんですが、そんな私でも、難しいことをせずにカメラ画像や動画を呼び出したり加工したり出来るのは驚きです。

入門書の様に解りやすいかと思えば、難しい公式が出てきて、難解な部分も多く、全体的なバランスとしては、あまり良くないかも知れません。(入門者からは少し敷居が高く、上級者からは物足りないかも?)

『詳解…』と同じくバイブル的存在ですが,こちらを最初に読むことをお薦めします

OpenCVを1から始めるのなら、一番わかり易い参考書は本書でしょう。画像処理の基礎的なアルゴリズムをOpenCVで実装している例が多数掲載されているため、画像処理の勉強にも最適です。

 

OpenCV 2 プログラミングブック OpenCV 2.2/2.3対応

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著者 OpenCV 2 プログラミングブック制作チーム
出版社 マイナビ
発売日 2011/12/27
価格 3,570
レビュー

本書ではOpenCV 2系の導入と開発環境の構築、実行までを分かりやすく解説。
また「リファレンス編」では必須アルゴリズムの基本的な使い方を数多く取り上げ、「ケーススタディ編」ではOpenCV 2の活用例として理論・モデルの実装を紹介します。

新しく興味をもっている方が入門として買うならばおすすめ。

 

実践OpenCV—映像処理&解析

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著者 永田 雅人
出版社 カットシステム
発売日 2013/01
価格 3,990
レビュー この本は初心者にお勧めです。静止画・動画を網羅。Visual C++の MFC でOpenCVのプラグラムを動作させる記述が書かれている珍しい本です。
サンプルプログラムなどはすべてC言語APIを使用されています。

 

OpenCVで始める簡単動画プログラミング

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著者 北山 洋幸
出版社 カットシステム
発売日 2013/07
価格 3,360
レビュー Webカメラを用いたキャプチャ、動画像処理プログラミングを中心とした本です。
OpenCVのhighguiを用いることで、迅速で簡易なアプリケーション作成を行っています。
他の参考書と比較しても内容は易しく、サンプルコードも豊富にある。

まず、OpenCVを使う前に前提知識としてC++をある程度しっている必要があります。
また、全体の説明はしっかりしているのですが細部の説明がちょっと荒い気がします。

プログラムをある程度やっていて、動画もやろう、という方ならいいと思いますが、この本からプログラムに入ろうという方はちょっと考えた方がいいです。

内容としては、動画プログラミングの基礎的な内容は多く入っていると思います。

簡単に書いてあるのですが,この本だけだと前には進めません。また動画がメインなので静止画の扱いもいまいちです。

簡単に動画の処理を行う!というのがコンセプトです。
OpenCVでカメラの制御を行うのは、かなり厳しいのですが、厳しいなりの工夫を紹介しています。
また、最後に紹介している立体表示という部分はちょっと面白かったです。まさにアイディア勝負という感じ。

 

OpenCV 2 Computer Vision Application Programming Cookbook

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著者 Robert Laganiere
出版社 Packt Publishing
発売日 2011/5/30
価格 4,483
レビュー

OpenCV 2.x系から、CスタイルのAPIに加えて、C++スタイルのAPIが使えるようになった。この本の中のコードは、すべてC++のAPIを使って書かれている。

QtというUI Frameworkと組み合わせて使う方法についても書かれているので、OpenCVのHighGUIではちょっと機能が足りないな、と感じている人にとっても参考になる。

また、メモリ管理周りや、効率の良いデータアクセスの方法など、実践的なことについて書かれているので、いろいろと参考になると思う。英語版だけど、簡潔な英語で書かれているので、割と読みやすい方だと思う。

 

そして本屋で内容を確認し「詳解 OpenCV ―コンピュータビジョンライブラリを使った画像処理・/オライリージャパン 」を買いました。

これからは、この本の内容について記事を作成していくのでよろしくお願いします。

 

参考サイト(参考とさせていただいたサイトの運営者様には感謝いたします)


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