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SONYのDNA [生活]

 「私の大学時代の同級生がソニーに勤めていたのですが課長で辞めました。なぜ辞めるのかと聞くと『詰まらなくなったから』という。盛田さん(昭夫氏、元会長)が健在のころは、彼なんかにも電話をかけてきて『ちょっと来て欲しい』と呼び出したそうです。あるアイデアを話して『これをやってみてくれないか』と聞く。彼の立場で断れるはずがないからとにかく引き受ける。そのかわり『盛田さんの案件です』というと、金も人も使い放題だった。ところが経営者が代替わりして、もう少し近代的な経営にしようと合議制に変えた。その結果、誰もが理解できる製品の企画しか、会議を通過できなくなった。だから詰まらない、というわけです」

「ソニーのよきDNAを結果的に傷つけてしまい、その後遺症がまだ残っているということでしょう。かつては技術者が現場で面白いものを勝手に作り、経営が『何かないか』といったときに『これはどうでしょう』と出せる余裕があった。ポケットの中にいつも何か入れていたわけです。ところがカンパニー制を取り入れ、事業ごとの収支を厳密に管理するようになり、『今後は勝手に開発するな。会社が優先順位を付けるからポケットに入っているものを全部出すように』と言って、おもちゃを取り上げてしまった。ここに来て、経営陣は『新しい製品をなぜ出せないのだ』と言っているが、現場の技術陣の本音は『全部あなた方に渡したでしょう。ポケットは空っぽです』というところです。問題は単純なわけですが、DNAの復元は容易ではないかもしれません」 

子供の頃、大好きだった会社ソニー。。。

小遣いとお年玉で買ったラジオスカイセンサー懐かしいです。

 5800.gif

スカイセンサー5800
(ICF-5800)
このクラスの短波放送受信ラジオの基本となった
高性能機。機能的なダイヤル配置。SSB受信ま
でこなすその機能は基本をおさえた非常に優れた
ものだった。ただし追いかけてきた他社のラジオ
が多機能化、そして若向けデザインにスイッチし
ソニーラジオ伝統の黒と銀はむしろ古いイメージ
になってしまう。どっしりとした存在感、前面に
集中させた操作系のおりなす見事な立体感はラジ
オ史に残る芸術作品であろう!と、私は思います

1973.4 発売

 

 

 

 

20.800円 


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