自分の小さな「箱」から脱出する方法 [読書]
アービンジャー インスティチュート著
全米ベストセラーとなった本。
人が箱に入っている状態とは、どのような事なのか?簡単に説明すると自分に絶大なる自信を持ち、家庭生活や仕事において、自分以外の立場や気持ちを考える事なく、独裁的に物事を進めている状態をあらわす。
それは、ミスした人や、意見の違う人たちに対して、非常に強い攻撃的な態度や言葉を使うようなる。そして部下たちは、怒られないようにする事に集中するようになり、本来の業務に集中する事が出来なくなる。そして業績が悪化していくことになる。
「箱」に入ってしまった人は、その悪循環に気がつくことができない。
そして、この悪循環に気がついた経営者が、「箱」から脱出したことで、業績を大幅にアップさせた実績から、「箱」から脱出する事を会社の基本理念とした。
この会社に入社した主人公トムが、まさに「箱」に入っている状態にあり、トムの上司たちが、トムを「箱」からどのように脱出させるのか、「バドのミーティング」と言われるプログラムの進行をとうして説明している。
多かれ少なかれ人は「箱」に入っている気がする。この本を読んで以来、自分や、周りの人たちを見ると、まさに「箱」の中から発言したり、厳しい態度をとっている事に気がつく。
全社的に、この改善プログラムが実行されれば一番良いのですが、まずは自分が「箱」から脱出したいと思わせられる。
どんな場合でも「箱」の存在を意識し、自分の行動を律して行きたいです。
2012-10-25 00:32
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