「本当のこと」を伝えない日本の新聞 [読書]
- 作者: マーティン・ファクラー
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2012/07/04
- メディア: 新書
ニューヨーク・タイムズ東京支局長である、マーティン・ファクラー氏の著書。
3.11東日本大震災にまつわる一連の報道に関わった自身を含む東京支局スタッフがピュリッツァー賞国際報道部門のファイナリスト(次点)に選出された。これは過去に例の無い画期的なことらしい。
この本は、その3.11東日本大震災にまつわる現地取材と、その後、発生した原発事故に対する取材をどのように行ったのかについて詳細に書いている。
対して、その当時日本の大手新聞社はどのように情報を得て記事を書いていたのか。それは記者クラブでの会見から情報を得て記事にしていた事、さらにその情報が必ずしも真実とは言えない事、結果どの新聞社の記事も、本当か分からない内容を同じように書いていた事、今では実感として理解できる。
そして今、大手新聞の発行部数が急激に減少していること、この原因の一つに、記者クラブがあると指摘している。この流れを止めるには、与えられた情報ではなく、独自に取材をして得た、信頼できる記事を書き続ける事が必要との事。
今、中国との尖閣諸島問題、韓国との竹島問題それにオスプレイの沖縄配備等、いろいろな情報が錯綜しているが、真実はどこにあるのか?アメリカは何を求めているのか。。。
真実はどこにあるのか?
2012-10-06 00:21
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