SSブログ

小説太平洋戦争(1) [読書]

 
小説 太平洋戦争(1) (山岡荘八歴史文庫)

小説 太平洋戦争(1) (山岡荘八歴史文庫)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1986/12/08
  • メディア: Kindle版
 
歴史小説を中心に活動した、山岡荘八氏の著書。
全9巻の太平洋戦争についての大河小説。小説とはあるがノンフィクションでもある。
1巻では、太平洋戦争に突入する真珠湾攻撃までの内容で、そこにいたるまでの天皇、政治家および軍部の苦悩をみごとに描き出している。
日独伊三国同盟に対抗するアメリカのルーズベルト大統領。対して何としてもアメリカとの戦争を阻止したいと考えている日本。
アメリカ国内の世論を日本との戦争に向かわせるべく、あらゆる手を打ってくるアメリカ。そして最終決断しなければならない時期を迎え、様々な解決案を検討して臨んだアメリカとの会合。
そこで最終的に示されたのがハル・ノートといわれる交渉文書、日本としては到底受け入れられない内容であり、これを切っ掛けにアメリカとの戦争に突入していく。
この戦争は、有色人種の台頭を嫌う白色人種が、それを潰すために仕掛けられたものであり、到底避けることのできない戦争であったこと、そして真珠湾攻撃も奇襲ではなく予想されていたことであったこと。これらの駆け引きや陰謀は、今も世界のどこかで行われている気がする。
そしてインターネットで断片的に収集する情報では得られない、リアルな流れや関係者たちの苦悩が心に迫ってくる。

99%の人がしていない たった1%の仕事のコツ [読書]

99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ

99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ

  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2012/03/10
  • メディア: Kindle版
 
日本アイ・ビー・エム株式会社グローバル・ビジネス・サービス事業専務補佐 兼 GBS コンピテンシー開発担当マネージャーである河野栄太郎氏の著書。
長年会社に勤めてきた自分にとって、この本に書かれていることは特別目新しい事でもないと思いながら読み終えました。
しかしこの手の本を読むと、判っていてもできていないことや、もう少し工夫する余地に気が付くことが出来るので有益ではありました。
新入社員に進めたいと感じた本でした。 

テレビは見てはいけない [読書]

テレビは見てはいけない (PHP新書)

テレビは見てはいけない (PHP新書)

  • 作者: 苫米地 英人
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2009/09/16
  • メディア: 新書
 
脳機能学者、計算言語学者、認知心理学者、分析哲学者である苫米地英人氏の著書。オウム真理教信者の脱洗脳なども手がけ、その活動は多岐にわたる。
「テレビは見てはいけない」理由からはじまり、「脱・奴隷の生き方」そして「日本人はなぜお金にだまされやすいのか」と続く。
テレビメディアの現状をいろいろな方面から追求し、見る価値が無い理由を解説し、それよりもっと価値ある事を行う事を推奨する。
特に、自分の頭で考え、ほんとうにやりたい事をやる事の大切さを説いている。
そして「一人ひとりが当たり前のように偉い」「一人ひとりの価値は自分で決めてよく」「だれが上でだれが下でもない」そんな価値観を述べている。
もう少しテレビ、新聞などのメディア論について知りたかったけど、まあまあ現状認識は正しいと思う。
そしてあるべき人間性についても共感できた。
 

ご臨終メディア [読書]

ご臨終メディア ―質問しないマスコミと一人で考えない日本人 (集英社新書)

ご臨終メディア ―質問しないマスコミと一人で考えない日本人 (集英社新書)

  • 作者: 森 達也
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2005/10/14
  • メディア: 新書
オウム真理教を描いた映画「A」と「A2」共に各映画祭で高い評価を受けたドキュメンタリー作家の「森 達也」氏とオーストラリア在住のジャンル横断的な異色作家の「森巣 博」氏の対談形式の本。
現在のメディアについて批評した書籍。今のメディアは本来あるべき役目を果たしていない。テレビの報道番組の実態は下請けに丸投げ、そして視聴率至上主義となっているため、視聴者の喜ぶ番組しか作らない。新聞は記者クラブで発表される内容を記事にしているだけ、そのため新聞各社の記事のほとんどが同じような内容となっている。しかも発表される内容に疑問を持つ事なく記事にしてします。
そして学校で問題になっているイジメと同じように、徹底的に弱いものを痛めつける。
以前読んだWSJ の記者が書いた本でも同じような事を指摘しており、大筋で正しい指摘なんだと思われる。
そして今、自民党の大勝利とともに行われだした、安倍首相への批判記事の氾濫。
メディアの報道を信じるのではなく、本当の事は何なのかを自分で考え判断する事の大切さを改めて感じさせる本だった。
 

思考の整理学 [読書]

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)

  • 作者: 外山 滋比古
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1986/04/24
  • メディア: 文庫
御茶ノ水女子大学名誉教授、テクスト、レトリック、読書、読書論、エディターシップ、思考、さらに日本語論の分野で、独創的な仕事を続けている、「外山滋比古」氏の著書。

内容は専門的で少し難しかったが、いくつか重要と思われ実践してみようと思う事柄もあった。
それは、頭に浮かんだ発想(企画)は、寝させておくこと、次に選別する、また寝かせる、さらに選別する。そして最後まで残っている物が重要であること。
そして書く事、話をすることの大切さ。
 
以上の点に関して、続ける事が出来れば、効果ある内容だと思えた。


メディアと日本人 [読書]

メディアと日本人――変わりゆく日常 (岩波新書)

メディアと日本人――変わりゆく日常 (岩波新書)

  • 作者: 橋元 良明
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2011/03/19
  • メディア: 新書
東京大学大学院情報学准教授である「橋元良明」氏の作品。
日本におけるメディアのテレビ、新聞、インターネット、ラジオ、書籍と雑誌、電話についての利用実態の変化。
それらメディアの「悪影響」についての考察。
今ある「インターネット」と「携帯」を使う世代の実態。
そして未来のメディアのついて、豊富なデータを駆使した説得力のある解説をしている作品。
さすが「岩波新書」らしく論文的な内容。
  

甘い生活 [読書]

甘い生活 男はいくつになってもロマンティックで愚か者

甘い生活 男はいくつになってもロマンティックで愚か者

  • 作者: 島地 勝彦
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/10/01
  • メディア: 単行本
「週間プレイボーイ」、「PLAYBOY」、「Bart」の編集長を務めた後、集英社インターナショナル代表取締役を十年勤め上げた。この本は、著者が毎週「東京スポーツ」紙に連載してきたロラムをまとめたもの。
 
酒、女性、友人、食事、そして面白い人、尊敬できる人、忘れられないチャーミングな怪物たちとの出会いや、一緒に過ごした日々について語られている。多岐にわたる内容についてのコラムであり、最初から読むのも良いけど、興味のある内容から読むのも良い。
 
手元においておいて、必要な時に読む、人生の参考書になる本でもある。
  

ストリップ修学旅行 [読書]

ストリップ修学旅行

ストリップ修学旅行

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2012/09/14
  • メディア: Kindle版
ストリップ達の修学旅行の様子につての本。
女性がたくさん集まると、とにかく開けっぴろげというか、自由きままな様子が良く描かれている。
それに酒が入ると、さらにエスカレートして、同行している男性が身の危険を感じて逃げ出すほどの様子が、羨ましくも面白く描かれている。


3日あれば海外旅行 [読書]

3日もあれば海外旅行 (光文社新書)

3日もあれば海外旅行 (光文社新書)

  • 作者: 吉田 友和
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2012/11/16
  • メディア: 新書
  
出版社勤務を経て、初海外旅行を夫婦で世界一周旅行を敢行、旅の過程を本にして2005年に旅行作家としてデビュー。その後旅に関す手の著書多数。
 
まず旅する時間とお金を確保する、行きたい場所に行くこと。そして最も大切なのが自分で旅を組み立てることを提唱している。
これらについて、著者が実践してきたさまざまな方法がのっている本。近くのアジア、欧米そして世界一周旅行の方法を具体的に説明している。とりあえず海外旅行初心者の自分は、欧米、世界一周の部分は読み飛ばし、アジアへの旅行部と、マイレージのため方、そしてデジタル機器の利用方法の章を重点的に読んだ。 
手始めに来年の目標の一つとして、タイへ一人旅しようと決心しました。タイの良い時期と航空料金が安い時期を調べたり、観光する場所を決めるのが楽しみです。
そうそう、マイレージをためる準備もしないとです、航空会社はANAでしょうか!
来年は、いろいろ楽しくなりそうです。
 

坊ちゃん [読書]

坊っちゃん (角川文庫)

坊っちゃん (角川文庫)

  • 作者: 夏目 漱石
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2004/05
  • メディア: 文庫
中学校の先生として四国へ赴任した主人公が巻き起こす様々な事件。
個性豊かな中学の先生・生徒達や周りの人々との付き合いを通じて浮かび上がる主人公の真っすぐな性格がおもしろい。
田舎の人達の独特なネチッコさと江戸っ子の単純で気が短く、そしてまがった事の大嫌いな所がとても良く描かれている。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。