Android開発環境構築 [Android]
ここでは、本家のEclipseサイトからパッケージをダウンロードし、それを日本語化して開発環境を構築するまでを説明します。
1.必要なファイルのダウンロード
◆ Eclipse
Eclipseは現在の最新版である、Eclipse Kepler Standard(4.3)を使うことにします。以下のサイトからダウンロードします。また自分のPCにはすでにJava7 64bit版がインストール済みなので、同じ64-bit版を選択しました。
◆ Pleiades
Eclipseの日本語化プラグインは以下のサイトから最新バージョンをダウンロードします。
◆ Java SE6 Development Kit (JDK)
Javaは以下のサイトからダウンロードします。Androidの開発にはJava 6が推奨されているようなので、ここからPrevious Releaseから入手します。しかし前述のようにJava 7 がインストール済みなので、ここではダウンロードしません。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
◆ Android SDK
以下のサイトから、「USE AN EXISTING IDE」をクリックすると現れる「Download the SDK Tools for Windows」ボタンが現れるので、これを押し、使用許諾に同意しAndroid SDK単体のインストーラをダウンロードします。
2.インストール
① JDKのインストール
ここでインストーラの指示にしたがいインストールします。インストール後、環境変数”JAVA_HOME”の設定を行ってください。
② Android SDKのインストール
”installer_r22.2.1-windows.exe”をダブルクリックするとウィザードが起動するので、”Choose Users”等すべてデフォルトのままインストールします。
インストールが完了すると、”SDK Manager”の起動オプションが現れるので、チェックしたまま”Finish”ボタンを押します。
Android SDK Managerが起動します。しかしほとんどのパッケージがダウンロードできていません。
この場合、SDK Managerのメニューから「Tools」、「Options...」を選択します。「Settings」ダイアログが現れるので、プロキシの設定を行います。
プロキシ設定後、SDK Managerを起動するとパッケージが正常にダウンロードされました。
③ SDK Managerの設定
ここで開発に必要な以下のパッケージをインストールします。
- Android SDK Platform-tools
- Android Support Library
- 自分が開発したいAndroidのバージョンSDK Platform (とりあえず中身全てにチェック)
- Google USB Driver
以下の内容にチェックを入れ「Install 10 packages...」ボタンを押します。
使用許諾に同意し「Install」ボタンを押します。
インストール中ログに”Stopping ADB server failed (code -1).”と表示されるが、この時点ではADBサーバーは起動してないので無視します。
④ Eclipseのインストール
ZIPファイルを解凍して適当な場所に移動するだけです。今回は”C:\”に移動します。
⑤ Eclipseの日本語化
Pleiadesプラグインを導入する。ダウンロードしたPleiades.zipファイルを解凍します。解凍後にできる”plugins”フォルダーをEclipseの”plugins”フォルダーに移動します。Eclipseに”plugins”フォルダーが存在しているので以下のエラーとなるが上書きする。
次に、”c:\eclipose\eclipse.ini”ファイルをテキストエディタで開き、最後に
”-javaagent:plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar”
を追記する。
“c:\eclipse\eclipse.exe”をダブルクリックしEclipseを起動する。すると日本語表示でEclipse Kepler が起動しました。
⑥ ADT Pluginのインストール
次にADT(Android Development Tools)をEclipseからインストールします。Eclipseのメニューから「ヘルプ」、「新規ソフトウエアのインストール...」を選択し、プラグインのインストール画面を表示します。ここで「追加...」ボタンを押します。
「リポジトリーの追加」ダイアログが現れたら、以下のように「名前:」にPluginの名前、「ロケーションに:」リポジトリーの場所を入力し「OK」ボタンを押します。
名前: ADT Plugin
ロケーション: https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/
しばらくすると以下のようにPluginの候補が表示されるので「開発ツール」にチェックを入れて「次へ」ボタンを押します。
「インストール詳細」
「ライセンスのレビュー」で使用許諾に同意する。
インストールが完了したら、Eclipseを再起動します。
Eclipseの「Window」メニューにAndroid関係のメニューが追加されました。次に「設定」を選択します。
◆ SDKロケーションの設定
左側メニューで「Android」を選択し、SDKロケーションにAndroid SDKをインストールした場所を指定します。
◆ エンコードの設定
左側メニューで「一般」、「ワークスペース」と選択し、「テキスト・ファイルのエンコード」をその他: UTF-8としておくと他のOSでも利用できるようになります。
以上でAndroid開発環境構築が完了です。
参考サイト