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Visual Studio 2010 ビルド後イベントの設定方法 [開発環境]

DLL用プロジェクトの動作確認やデバッグ時に、ビルド後のDLLファイルを呼び出し側のEXEプロジェクトフォルダにコピーする機能について調べた。この機能はVisual Studioの持つ機能を利用して実現できるらしいので、その設定方法について説明する。

1.「プロパティ ページ」ダイアログ

メニューから「プロジェクト」、「プロジェクトのプロパティ」を選択し、プロジェクトのプロパティ ページダイアログを起動する。

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2.コマンドラインの選択

「構成プロパティ」、「ビルド イベント」、「ビルド後イベント」、「コマンド ライン」と選択する。

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3.「コマンドライン」ダイアログ

コマンドラインを選択し、「[▼]ボタン」、「<編集…>」を押し、コマンドラインダイアル後を表示する。

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4.コマンドの生成

「マクロ」ボタンを押すと現れるマクロと入力で以下のコマンドライン文字列を作成する。

copy "$(TargetPath)" "..\..\UserCheck\Release"

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5.確認

メニューからビルドを実行すると生成されたDLLファイルが、EXE用プロジェクトのReleseフォルダーにコピーされた。

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Debug側にも下記コマンドラインを登録しておくこと。

copy "$(TargetPath)" "..\..\UserCheck\Debug"

注意:

パスをダブルクォーテーションで囲むことが重要、付けないと ”error MSB3073 exited with code 1”エラーで苦しむことに!

 

参考サイト


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