boost を Windows で使う [開発環境]
1.boostとは
Boostで公開されるライブラリはコミュニティの公開レビューによって精選されている。使用にあたっては商用、非商用を問わず無償のBoost Software Licenseの下でライセンスされる。
Boostはテンプレートなどを活用して積極的にメタプログラミングやジェネリックプログラミングを取り入れていこうという傾向がある。そのためBoostライブラリの利用者はしばしばC++の現代的なアプローチに精通していることを求められる。
「Wikipediaより」
2.インストール
ビルド済みのバイナリインストーラが以下のboostproサイトから入手できますが。今回はプロジェクト一式をダウンロードし手動でビルドおよび環境設定を行うことにします。
① ダウンロード
以下のサイトから入手します。
旧バージョンは以下から入手します。今回 Version 1.51.0 を使うので、ここから”boost_1_51_0.zip”をダウンロードし解凍します。
② インストール
コマンドプロンプトから解凍後のディレクトリに移動し”bootstrap.bat”を実行します。
b2.exe と bjam.exe が生成されます。
③ ビルド
以下のコマンドおよびインストールが行われます。
> b2.exe install –j2 –prefix=c:\boost
これ”C:\boost”にインストールが開始しました。
3.Visual C++ から使う
① インクルードパスの設定
Visual Studio のメニューから「プロジェクト」、「プロジェクトのプロパティ」を選択し、プロジェクトのプロパティページを表示する。
このプロパティのページから「VC++ディレクトリ」、「インクルードディレクトリ」、「<編集>」と選択する。
インクルードディレクトリダイアログが起動したら、「新しい行」ボタンを押し、追加された行にboostのインクルードディレクトリを設定する。
② ライブラリパスの設定
ライブラリディレクトリについても同様に設定する。
③ 関数を使う
後は、使うライブラリ用のヘッダーを宣言する。
#include <boost\format.hpp>
例えば、boost用のformatを使う場合は以下のように記述すればOK.
std::cout << boost::format("%3% %2% %1%") %"!" %"world" %"hello" << std::endl;
ライブラリリストは以下のサイトに詳しい。
参考サイト
- http://ja.wikipedia.org/wiki/Boost
- https://sites.google.com/site/boostjp/howtobuild
- http://www44.atwiki.jp/bokuyo/pages/86.html
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