NetBeansを使ってみた。(インストール編) [開発環境]
Ⅰ. NetBeansとは(Wikipediaより)
オラクル(買収以前はサン・マイクロシステムズ)を中心としたコミュニティにより開発されている、オープンソースの統合開発環境(IDE)である。Java等のいくつかのプログラミング言語に対応している。NetBeans Platformを利用して開発されており、様々なモジュールを組み込むことが可能である。NetBeansの特徴の一つであるGUIエディタ(Project Matisse)もその一つである。IDE自体がJavaで書かれていることから、Java VMを搭載したオペレーティングシステム上で動作が可能である。なお公式にサポートしているオペレーティングシステムは、以下のものである。
Microsoft Windows 7 Professional
Microsoft Windows Vista SP1
Microsoft Windows XP Professional SP3
Ubuntu 9.10
Solaris 10
Mac OS X 10.5
その他、Oracle Enterprise Linux 5、Ubuntu 8.x および 10.04、Red Hat Enterprise Linux など、ほかのさまざまな Linux ディストリビューションで動作することも確認されている。またFreeBSDのportsコレクションにも組み込まれている。
Webサービスを始めるに当たり、サーバサイド開発の基礎(サーバーサイドJava)を習得したい。そのための開発環境を選択するために今回使用してみた。
NetBeansの利点は、JDKさえインストール済みなら、ほかには何も要らないということ。サーバプログラム、サーバ開発のための機能および作成したプログラムのサーバへの組込み機能まで、ほぼ必要な機能を備えている。
次は、本命と思われるEclipseに関しても同様の調査を行う予定。
一般的にWebサイト上で動くプログラムで、基本的にGUIがないプログラムです。Webブラウザで表示するHTMLから起動され、様々なサービスを行った後、HTMLに結果を返す、といったことを行う。
Javaプログラムには「J2SE(Java2 Standard Edition)」と「J2EE(Java2 Enterprise Edition)」の2種類がありサーバ用にはJ2EEが利用されている。
Ⅳ. 準備するもの
Javaサーバ
Javaプログラム(J2SE)の知識
JDK(J2SE Developer Kit):通常は、既にインストールされている。サーバサイド開発用にJ2EEがあるが、とりあえずはいらない。J2EEはJ2SEにサーバ用のライブラリやドキュメントおよびサーバプログラムを付けたものであり、Webサービス開発には必要ない。必要なライブラリを用意すれば、わざわざ、J2SEとは別にJ2EEをインストールする必要はない。
開発環境
Ⅴ. NetBeansのインストール
1. JDKもインストールする場合は、以下のサイトからダウンロードする。NetBeansをインストールする前に行って行う必要がある。NetBeansバンドル版もあるが、今回は別々にインストールするため、「Java SE 7u7 JDK」をダウンロードし、インストールした。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
2. 以下のサイトからインストーラをダウンロードする。Webサービス開発用としては、「Java EE」または「すべて」を選択する。
3. 今回は「すべて」を選択しダウンロードした。
4. JDK、NetBeansのインストールは特に難しい事もなく、インストーラの指示に従い完了。
5. デスクトップにできた、「NetBeans IDE 7.2」のアイコンをクリックし、以下の画面が出ればOK.。
Ⅵ. JavaDocの組込み
JavaAPI仕様を日本語で見ることが出来るように、JavaDocを組み込む。
1. 以下のサイトから、日本語ドキュメントアーカイブをダウンロードする。
http://www.oracle.com/technetwork/jp/java/java-sun-1440465-ja.html
2. NetBeansに組み込むにはZIPファイルが必要らしいため、圧縮・解凍ツールを使用してtarからzipに変更する。
3. NetBeansメニューから「ツール > Javaプラットフォーム」を選択する。
4. 「Javaプラットフォーム・マネージャ」が開くので、「JavaDoc」タブを選択し「ZIP/フォルダの追加」を押す。ファイル選択ダイアログが現れるので、ダウンロード、zip圧縮したファイルを選択する。選択したファイルが最上位に来るように、移動させて終了します。
以上で、Java開発環境が整いました。今後は、具体的なアプリケーション開発手順に関しては、実際のサイト構築と同時進行でアップする。
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